夢の箱(仮)

ツクールでRPGのフリーゲーム

影の色

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絵の具がチューブ式になり、画家が調合をする手間がなくなったことで、

絵画は屋内だけでなく外で描く流れが生まれました。

 

外で絵画を描き始めた画家はあることに気がつきました。

 

「ちょ待てよ!影の色って青くね!?」

と言ったかは定かではない(言っていない)

 

それまで影の色は地色をそのまま暗くした、

黒っぽい色というのが常識でした。

 

屋外には太陽の光以外にもうひとつ光源があります。

答えは空です、青い空。

 

直射日光が当たってない影の部分にも、

空を覆い尽くす空の青い光が映り込むんでいたんですね。

 

この発見により絵画は色鮮やかになりました。

美術史に関心がある人なら知っているでしょう、印象派絵画の起源です。

 

その辺の事情をすっ飛ばして、影の色は青っぽくなる

ということは講座で良く見かけるので知ってる人も多そうです。

 

実際に影が全部青くなるかといえば、そんな単純なことではなくて

わたし自身壁にぶつかっていましたよ、ええ。

 

かくかくしかじかで色々と勉強した甲斐があり、

ようやく影の色の正解を理屈立てできて止まっていた絵が先に進みそうです。

やっと、自分背景描けるよ!

と言っても許されるスタートラインに立てた気分。

 

背景を描くというのは物理現象の当たり前を描くことだと、あるイラストレーターが仰ってました。

口にすると一言だけど、とてつもなく奥が深い深淵を覗き見た気がする・・

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雑記

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ゲーム背景と一枚絵の一番の違いはカメラ制御の制約の有無。
ほぼ同じ視点で背景画を100枚弱描いていたので、
カットを自由に作れるのが考えていて楽しい。
引くか寄るか、俯瞰かアオリか、魚眼パースにするか
被写界深度を絞るか…etc
プレイヤーを混乱させる絵作りがゲームだと難しかったですね。

もちろんどちらかに優劣を付けれるモノではなく、
ゲーム背景はインタラクティブであり、動的なオブジェクトも存在し、
BGMや環境音がある優位性があります。

一枚絵で完成する作品って例えば
風の音だったり、匂いだったり、前後の瞬間を想起する構図だったり
五感を刺激する何かがないと成立しないんだなと
難しさを感じてます。

種族を越えた愛とか

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何かを創作しようとする時の根底にあるのは、そんなものなのかもしれない。

ポポロクロイスという童話のようなRPGが昔にあって、
それがゲーム好きになる切っ掛けの作品でもあります。
原作者の田森庸介さんが攻略本の巻末でタイトルの由来を説明していて、
「ポポロ=人々、クロイス=交差する」らしく
多種多様な種族、人々が関わり合うという意味が込められているんだそうですよ。

主人公のピエトロは人間と竜のハーフで、
その子供は更に妖精の血縁も継ぐ3種族の混血です。(しかも全員王族の血を引く者)
種族の壁を越えることがタブーとされる古から続く暗黙の掟を破り、
世界を救うというのがポポロクロイスシリーズの肝です。

話が逸れました。

子供時代の擦り込みというか影響力は強くて、
自然とそういうテーマが下地になっていたように思います。

片道夜行列車が理解し合えなかった人たちの悲劇なら、
星の王女さまは価値観の違う人たちが手を取り合って平和を取り戻す物語です。

種族のコントラストが大きいほど美しいと考えていて、
人と機械とか二元論の関係にある者が調和する世界とか良いですね。
星の王女さまでそこまでテーマを盛り込むは難しかったので、
クリア後のシアンとロボットたちのEXエピソードは
ギャグテイストで和解(?)するお茶を濁す形で消化してしましました。

そう遠くない将来、AIが人間社会に進出した時
人の居場所はどうなるんでしょうね。
人工知能に感情は果たしてあるのか?
そもそも人間が感情だと思っているモノも
ただの電気信号による物理現象ではないのか?
人にだけ感情があると錯覚し、優位性を勝手に感じていて、
機械にその地位を奪われるのが怖いのかもしれない

考えると哲学の深みにハマりそう…

冒頭の絵はそんな想いを込めて描いてます。

 

手癖矯正

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今まで人物の絵はデッサンも線画も塗りも、

全てなんとなく手癖で描いていたなと思い至り、絵柄を大改造中・・

 

振り返ってみると、誰かの絵を模写したり 参考にして人物を描くという経験が0だったりします。

あるゲーム系のイラストレーターで好きな人がいて、

ネット上で見つけられる限り画像とメイキングを漁っとりました。

かなり特徴のある描き方をする方なので、詳しい人ならあの人っぽいとすぐにわかるのでは…そう、あの人です。

 

なんかもう少なくても自分の中では別人の絵柄になりつつある。

作業工程もまったく違うし、もう王女さまや夜行列車と 同じ絵柄で描けと言われる無理っぽい。

そういう意味では少し寂しくもあるし 昔の絵に慣れている人は違和感があるかもしれない

絵ばっかり描いてる

ゲームを制作していた4年間はインプットとアウトプットを

素材作成のために全て捧げていたので、

基礎練習やらなんやら全くやってませんでした。

 

今は何となくで誤摩化して描いていた部分なんかを、

しっかりと勉強しているつもりです。

 

最近はワンドロタグに参加したり

同じ絵描きさんと接する時間を増やしてます。

正直、かなり良い影響をもらってます。

自分が今までどれだけ何となくで誤摩化して

イラストを描いていたのか、と痛感する日々です。

 

さて、絵描きさんとの繋がりを密かに深めたりしているのですが、

純粋なイラストクラスタで知り合った人でも

「ゲーム作ってるよ!」

「これから自作絵でフリゲ作りたいんです!」

という人が多いこと多いこと。

ゲーム制作が絵描きにとってどれだけ表現の場になっているかを

改めて感じますね。

 

このままだとすぐに身バレするのでは・・笑

 

いつか自信を持って納得できるクオリティの絵を描けるようになった時は、

絵描きとしてゲーム界隈に戻りたいと思っています。

 

もしかしたら今年一本ゲームのグラフィック担当するかもですし、

面白そうな案件があれば依頼も引き受けたいですね。

優先してやることは絵の修行なので、大きい依頼は難しいそうですが。

 

ではでは最近の成果やラフなど載せて退散ノシ

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アクセス凄っっっっっ

はい皆さんこんにちは、hacoです。

親しい友人から「ツイッターでhacoさん話題になってるよ」と
Lineが届いていて、趣味のサブアカでチラっとエゴサしてみたら凄いですね。
ブログのアクセス数の伸びを見ても拡散されたんだなとは思ってましたが。

騒動の渦中の人みたいな感じで様々な憶測が飛び交い、
心を悩ませて寝れない…

なんてこともなく昨晩はスヤってました…(笑)

まぁあれです、良くも悪くも注目を集めるくらいには知名度がついていたのか
関係ない人までもが界隈の闇を語り出すくらいには騒がせてしまったのは反省。

別に創作活動を止めるとかはないですけどね、そこは心配しないでください。
フリゲ制作はしばらくお休みさせてもらいますけど、それとこれとはあまり関係なく
星の王女さまが完成したらゲーム制作と距離を置くって既定路線だったので。
元々絵を描いていて挫折した経験があるんですが、
そろそろそのリベンジも果たしたいなと、ここ1〜2年ずっと考えてたことです。

フリゲを作ってゲームのアートワークの世界の魅力も発見できましたし、
自分の作品も大切な財産だと思ってますよ!

グラフィッカーとして依頼話があったりしますし、
違う立場でゲームと関わって行く事にはなるんじゃないですかね。

やっぱりサルベージしないとプライベートに支障がある方もいるので、
たまにひょこっとアカウント復活してるかもしれません。
でも基本的にチェックはしないと思うので、
返信はあったらラッキーみたいな気構えでいてくれると気が楽です。