夢の箱(仮)

ツクールでRPGのフリーゲーム

星の王女さま公開から1年が経ったので振り返るーよ

星の王女さまとは自分にとって一体なんだったのか?
公開して1年も過ぎた良い機会で、せっかくなので考えてみる

ちなみに、1周年記念イラストとかそういう類いのものは一切ありません
気がついたらこのタイミングでした、ハハハ

星の王女さま、外伝的扱いの片道夜行列車とも
世界観についてはたくさん好意的な意見を頂戴していて、
とても力を入れている部分なので光栄に思います。

彼女たちの世界は一言で表せば死後の世界です。

誰かのおばあちゃんが言ったらしい話(誰のだよ)
小さな子供が人は死んだ後どうなってしまうのかと、
尋ねられた大人はこう答えた。
「死んだ人は星になって、空を照らすの」
それを聞いた子供は死への恐怖が少し和らいだのかこう返す
「空はこんなにお星さまがたくさんあるから、死んでも寂しくないね!」

この話が非常に好きで、人の死=星になる
という着想を元に世界観を構築することにしました。

登場人物のテーマは「過去と未来の対比」

マリナ、サツキ、その他仲間の面々は
誰もが何かしら取りかえしつかない過去を抱えながらも、
未来を見つめて道を切り開いていこうととしています。

対峙する「アイ」は真逆で過去が行動原理になっている。
自分を弄んだ人間を、死後の世界に引き込み
復讐をすることが彼女の目的です。

アイを好ましく思う人は少ないかもしれないが
結構思い入れのあるキャラであったりする。

個人の話、友人に親が蒸発して教会や友人の家を点々としたり
付き合っていた人の父親が自殺したりと
結構複雑な家庭事情を目の当たりにする機会が多かった。

子供って誰かに守られないと本当に弱い存在なんです。
でも本来守るべき家族が、親が子供の敵であったら
生きることもままならない。

アイはそういった現代社会の闇みたいなものを背負っているんだけど、
主人公と対峙している敵であり、人として許されない行動も取っています。

だから、同情をされるような人格作りはしないと決めていた。
そうでないとゲームクリアをした時のカタルシスもなにも生まれません。

マリナとサツキは、心身ともに一新同体ですね。
心臓を受け継ぐという設定は当初はなかったけど、
完全に離ればなれになるのは寂しいと感じたのと、
自暴自棄になりかけたサツキが、自分の為ではなく
誰かの為に強く生きようという成長のメッセージが伝われば嬉しいですね。

エンドコンテンツでステラデュースがマリナの母親と示唆していますが、
概ねそのように受け取ってもらって良いと思います。
記憶喪失というか生前とは別の人格扱いだけど、
マリナが一人になるのは可哀想だからささやかな救いです。

まぁ、一番可哀想なのはマリナの父親なんだけど。
でもサツキがマリナのことを沢山話していることでしょう!


ノープランで筆を取ったので、ダラダラしてしまったけど、
主要人物に対する思い入れとかはこのような感じです。

気が向いたら仲間やサブキャラについても書きたいですね。
できればイラストも笑